Q.派遣先で時給の話をするな、と言われました。どういうことですか?
お仕事が決まり、来月から初めて派遣で働き始めることになりました。パーテーションで区切った小さなコールセンターで、お客様からの問合せ、クレームの対応をして、そのやりとりをパソコンに入力するお仕事です。同じ部署には、既に派遣で働いている人が4人います。
お仕事が決まった後、派遣会社の方から「時給や契約内容は派遣先で話さないように」と言われました。お給料など派遣先で話題にする気はありませんが、なんでわざわざ釘を刺されたのか気になっています。どういう意味だったのでしょうか?
A.初めての派遣のお仕事で、時給について派遣先で話すなとわざわざ釘を刺されたことに困惑しているのですね。
正社員で働いていても同僚同士でお給料の話題はあまりしませんよね。最近は、多くの企業で成果に応じてお給料を決める成果主義人事が行われています。成果によってお給料が決められていますが、それは会社側からの評価で、実際に評価される側の全員が納得するものではないでしょう。誰もが納得する評価制度を作ることは大変難しいものです。
同僚のお給料を聞いてみたら自分よりも多かった時、どのように思いますか?会社の評価に納得がいかず、やる気がなくなったりすることもあるでしょう。もしかすると、同僚が上司にゴマをすってるから評価が高いんだ、という考えが浮かんできて、人間関係までおかしくなってしまうかもしれません。
派遣会社の方が時給や契約内容について派遣先で話さないように言ったのも、その事が元で職場の雰囲気が悪くなることを心配しているのだと思います。
派遣で働く場合も仕事への姿勢、就業年数、スキルを評価されて時給があがることがあります。それ以外にも、例えば急に欠員が出てしまい、すぐにでも働ける人が必要だ、という場合は時給を高くして募集する場合もあるでしょう。このような理由で同じ仕事をしていても時給が異なることがあります。
長期間働いている人にしてみれば、入ってきたばかりの人よりも時給が高いのは当然だと思っているかもしれません。一方、入ってきたばかりの人からみれば、いくら長くやっていても仕事は同じなのだから、時給が変わるのはおかしいと感じるかもしれません。感じ方は人それぞれです。
同じ仕事内容、同じ期間働いている人が自分よりも高い時給をもらっていることが判れば、派遣会社に時給アップの交渉をしたいと思うこともあるでしょう。そのために、同じ仕事で働いている人の時給を知りたくなるかもしれません。ただ、先程も言ったように人それぞれ様々な感じ方があり、その事が元で職場の雰囲気が悪くなる危険性があることを覚えていてください。
契約の中に時給や雇用条件は口外しない、という条項が入っていることもあるので、注意してください。