Q.交通費の支給がないお仕事が多いのはなぜですか?
派遣は、交通費が支給されないお仕事が多いと思います。支給されるお仕事とされないお仕事にはどんな違いがあるんですか?
A.正社員に比べて交通費が支給されないお仕事が多いことを疑問に思われているんですね。
通勤交通費の支給は企業の就業規則などによって定められています。法律で義務付けられているものではなく、福利厚生にあたります。
そのため、正社員でも交通費が支払われない場合もあれば、派遣スタッフでも交通費が支払われる場合もあります。ただ、ご指摘の通り、派遣の場合は正社員と比べて交通費が支給されるお仕事が少ないのが現状です。
派遣先が支払う派遣料金の中に交通費という項目が別立てになっているわけではありません。交通費が支給されるとしたら、雇用主である派遣会社が支払うものです。
交通費が支給されるお仕事とされないお仕事の違いは、派遣会社の方針の違いです。
派遣会社が通勤交通費を支払うお仕事は時給が低く、支給しないお仕事は時給が高いのが一般的です。交通費が支給されるお仕事と、支給されないお仕事が同じ内容なら、受け取る金額はそれほど変わらないということもよくある話です。
正社員の交通費の多くは、業務内容とは関係なく定額で支払われます。正社員の福利厚生は長期間働くことを前提として設計されています。将来は管理職や役員などになって会社の利益に大きく貢献してもらう、という考え方があります。半年、1年で辞めた人があげた利益と支給した給与や福利厚生を天びんにかけると、会社の赤字になっていることもあります。
派遣スタッフは、原則として期間を限定した働き方です。福利厚生に多くの投資をして将来、還元してもらう、という正社員と同じモデルは成り立ちません。このことも正社員に比べて交通費が支給されないことが多い理由の一つだと思います。
少子化や雇用の流動化、グローバル化が進んでいくなかで雇用形態による待遇の差は小さくなっていくとも言われています。
一部支給も含めると、派遣ジョブに掲載されているお仕事の約20%が交通費支給のお仕事です。現在のところ、お仕事の勤務地によって交通費支給のお仕事の方が良いか、支給されないお仕事の方が良いか変わってきます。お仕事を検討するときには交通費が支給かどうか、1ヶ月の通勤交通費がどのくらいかかるのか、ということも頭の隅においてみてください。
(2007/02/26)